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PRESS RELEASE
2020年2月19日
株式会社ボイジャー
PDF版

作家・片岡義男小説(449作品)、国立国会図書館の電子閲覧公開へ


 株式会社ボイジャー(本社:東京都渋谷区神宮前、代表取締役:鎌田純子、以下ボイジャー)は、『片岡義男 全著作電子化計画』の一環として、同氏の小説449作品を「国立国会図書館デジタルコレクション・国会図書館内限定」への提供をいたしました。概要は以下よりご確認いただけます。今後、小説だけでなく、エッセイ、書評など、作家・片岡義男のあらゆる作品、記録を国立国会図書館の電子閲覧へ順次、継続して提供してまいります。

国立国会図書館デジタルコレクション
〇国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/ (*国会図書館内限定をチェック)

 ボイジャーは、電子的な出版活動の可能性を1992年創業以来27年間追求してまいりました。そして、ことごとくデジタルに傾斜する情報社会の到来に直面し、今後広範に普及するであろう電子書籍の永久的な閲覧、保存について真剣に考えるようになりました。

 デジタル技術はいろいろな利便を私たちにもたらしましたが、一方で溢れかえる情報を「たれ流し」「消し去る」風潮も生まれています。出版とは後世に伝えるものです。流れ去るものであるならば、誰がそこに多大な心血を注ぐでしょうか。一方で、保存されるべきか、されないかの判断基準は単に売れたか、売れなかったかで計られるものではありません。市場優先の出版ビジネスが放置してきた市井(しせい)の貴重な記録は、大半がこれからはデジタルによって担われていきます。そうであれば、多くの人々が一様に、平易に関わり合うデジタル出版が残す作品の保存基盤をつくり出していく時期に到ったのだと思います。国立国会図書館デジタルコレクションでの電子書籍閲覧はその一歩だと言えるでしょう。

 ボイジャーは、電子書籍フォーマットの世界標準に準拠する日本語EPUB作成において、仕様策定を担ったIDPF(International Digital Publishing Forum)およびそれを引き継ぐW3Cへ参加し、連携してまいりました。またこうした日本語EPUBでの情報閲覧リーダー(*BinB)、出版ツール(*Romancer)などを開発し、次世代の作家が創作し、出版していく手段を業界の先頭に立って、提供をしてまいりました。

 こうした活動から生まれた貴重な記録は、ボイジャーのRomancerが無償で公開している作品だけでも2,000点を越えています。名のある作家のものではありませんが、長く社会に働き、生産や学術、専門技術、歴史、民俗に言及した、証言とも言えるものに満ちています。これから、こうした作品もまた、ボイジャーは国立国会図書館デジタルコレクションへの提供を働きかけていく考えです。


●片岡義男.com
2015年からボイジャーが運営する、片岡義男の公式WEBサイト。
作家・片岡義男の全著作電子化計画が進行中。
https://kataokayoshio.com/

●国立国会図書館デジタルコレクション
国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービス。
https://dl.ndl.go.jp/

●Romancer(ロマンサー)
自力でデジタル出版する人を支援するウェブツール。作品の公開、EPUB3の生成が手軽に行うことが可能。

●BinB(ビーインビー)
マルチデバイスに対応したブラウザベースの電子書籍リーダー。EPUB3、PDF、JPEG等のコンテンツをウェブサイト上で高速・快適に閲覧可能。