【報道資料】  1998年9月28日


好評発売中『T-Time』の解説本、ひつじ書房から発売

『インターネット快適読書術』(T-Time付き)

富田倫生著/5,500円+税 10月15日発売


10月15日、有限会社ひつじ書房(房主:松本功 千代田区猿楽町2-2-5)から『インターネット快適読書術』(正規版「T-Time」収録のCD-ROM付き。富田倫生著/5500円+税)が発売されます。

これは、今大変ブームになっている日本語テキスト環境を飛躍的に改善するソフト「T-Time」(Windows & Macintosh 対応)の使い方を、基本から隠し機能まで、豊富かつ具体的に、わかりやすく解説したマニュアル本です。同時に、電子ネットワーク時代のテキストが持つ可能性を描き出した、未来論の書、啓蒙の書でもあります。

『インターネット快適読書術』の表紙
ダウンロードはこちらをクリック(Mac形式StuffIt圧縮/412K)

目次、前書きなどの情報はこちらをクリックhttp://www.hituzi.co.jp/hituzi/kaiteki.html

●著者/富田倫生氏は私設電子図書館「青空文庫」の主催者として活躍中のジャーナリスト
 今回発売される『インターネット快適読書術』の著者、富田倫生氏(46)は、私設電子図書館「青空文庫」の主催者として活躍中のジャーナリストです。
 富田氏は、電子ネットワーク社会の到来で、本が、読書がどのように変わっていくのか、最も真摯な考察と探究・実践を行っている一人で、著書に、電子本にもなった『パソコン創世記』、本の歴史・現在の環境から、未来像を凝視した『本の未来』などがあります。
 富田氏が中心となって昨年スタートしたインターネット上の電子図書館「青空文庫」(http://www.voyager.co.jp/aozora/)では、「晴れた空をぱっと見上げるように、『先人の知恵』が開かれたなら」との趣旨の下、著作権切れとなった文学作品や賛同する現在活躍中の文筆家たちの作品が、テキスト・データ、HTMLデータ、そしてエキスパンドブック・データとして無料で公開されています。「青空文庫」に限らず、先人や世界中のさまざまな人たちの知恵へのアクセスが身近になることで、「考える作業の助け合い」が始まる。そこに電子ネットワーク社会の可能性を見た富田氏は、WWWや電子メール、掲示板など電子ネットワーク上の文書を読みやすいものに変える「T-Time」を、「考えの行動範囲を広げる、精神の自転車だ」と分析しています。
 また、富田氏は、株式会社ボイジャーの電子本制作ツール、エキスパンドブックが持つ、読書ツールとしての快適さに気づき、『MacPOWER』誌の連載「電脳天国・目玉温泉」でその「快適読書術」を紹介してきた人物でもあります。富田氏のこうした活動が「T-Time」開発の動きを加速させることになりました。β版からのヘビーユーザーとして、また、「T-Time」が生み出す世界へのあふれんばかりの好奇心を持った実践家として、富田氏は本書の執筆者として最適の人物でした。

●マニュアル本に留まらず電子ネットワーク時代のテキストの活用方法を提案する1冊
 本書は、「T-Time」の基本的な使い方(インストール、電子マニュアルの使い方、ページの形や文字の大きさ・段組の変更方法、テキストの読み方、推敲時の修正の仕方など)はもちろんのこと、WWWサーフィンや電子メール、通信ソフトのログを読むのにどう活かすか、さらにはルビやアウトライン機能を仕込む「T-Timeテキスト作成法」とは何かなど、デジタル・メディア時代における「T-Time」のさまざまな活用法を、わかりやすく解説します。
 同時に、エキスパンドブックからT-Timeが生まれるまでの経緯など、電子本をめぐる歴史の流れを描き、電子メディア時代のテキストをめぐる展望、「新しい読み書きの生む可能性」を展開します。そして、地球規模の「学び合い」と「考える作業の助け合い」によって訪れるであろう未来社会の姿までを浮き彫りにします。
 「この新しい流儀に基づく認識の獲得作業を通じて、新しい人たちが目指すのは、性別や民族や国家の枠を越えた、共通の価値観の獲得ではないかと考えます。 ルネッサンス以降のヨーロッパが、書物という触媒を得て国家という価値を育んでいったように、私たちはこれから、電子テキストという絆を頼りに、広く地球に根を張った、共有できる価値観の獲得を目指すのだと、私は今考えています。」(本書第五章より抜粋)

 構成は次の通りです。

  • 第一章 T-Time速攻入門講座…あなたの画面にたった今<快適>の呪文をかける
  • 第二章 T-Time念入り活用術…にくいソフトを<隠し味>まで味わう
  • 第三章 T-Time痛快連携術…インターネットとメールを快適に読みこなす
  • 第四章 T-Timeテキスト仕掛け術…隠し機能に踏み込めばこんなことまでできる
  • 第五章 T-Time試論…最強のコミュニケーション行為としての電子テキスト化
詳しい目次、前書きなどの情報はこちらをクリックhttp://www.hituzi.co.jp/hituzi/kaiteki.html

●ひつじ書房「メディアコミュニケーション叢書」とは
 本書は、ひつじ書房「メディアコミュニケーション叢書」の第2巻に当たります(第1巻は『デジタルテキストの技法』家辺勝文著)。言語学関係で地道な出版活動を続けるひつじ書房ですが、95年に学術出版社としては初めて自力でホームページを立ち上げたり、『ネチケット〜ネットワークのエチケット』(バージニア・シャー著)の翻訳出版版を96年に行うなどを通して、デジタル・メディア時代のコミュニケーションについて考えてきました。現在、印刷文化の変化と電子的なメディアの勃興は、コミュニケーションのあり方を変えると同時に、旧来のメディアのあり方に対する根本的な問い直しを迫り、さまざまな社会的関係性にも変化をもたらそうとしています。このような状況、このような時期に、「メディアリテラシー」の考え方を機軸に据えて、メディアとコミュニケーションの問題をより自覚的に考えようというのが、「メディアコミュニケーション叢書」です。

●ひつじ書房とボイジャー「T-Time」の書店販売を成功に導いた鍵は、電子本サポーターの協力で収集した書店情報
 ひつじ書房は、「T-Time」の販売にあたって、デジタル・メディア時代の新しい出版・販売のあり方を模索・実践しました。電子出版のさきがけであり「T-Time」の開発・発行元でもある株式会社ボイジャー(代表:萩野正昭 渋谷区神宮前5-41-14)と共同戦線をとり、インターネットを通じた商品情報・試用版の提供はもちろん、全国の電子本サポーターが収集してくれる書店情報を元に今どこの書店で「T-Time」を買えるのかという配本・在庫状況の提供を行ってきました(http://www.voyager.co.jp/T-Time/, http://www.hituzi.co.jp/hituzi/top.html)。「T-Time」の好調な売上げの背景には、デジタル・メディアの斬新で有効な活用がありました。


『インターネット快適読書術』商品情報


■ 発売日: 1998年10月15日

■ 書名: 『インターネット快適読書術』

■ 著者名: 富田倫生

■ 定価: 5,500円+税

      ISBN4-89476-101-7 C3004

      正規版「T-Time」収録のCD-ROM付き

■ 発売: ひつじ書房

「T-Time」(『T-Time・インターネット<縦書き>読書術』)を購入されたユーザーの方は、CD-ROMなしの書籍のみを2,730円(税込み)でひつじ書房から直接購入できます。

  お問い合わせは、ひつじ書房へ。
  e-mail: isao@hituzi.co.jp
  tel.03-3296-0687 fax.03-5281-0178


参  考  情  報


『T-Time』体験版/T-Time Lite ダウンロード

『T-Time 1.1.2 Updater』ダウンロード

T-Time情報ページへ:http://www.voyager.co.jp/T-Time/

『T-Time・インターネット<縦書き>読書術』報道資料(98年5月13日付け)へ

『T-Time・インターネット<縦書き>読書術』商品情報


お問い合わせは:
    株式会社ボイジャー(代表取締役 萩野正昭)  担当:鎌田
    〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-41-14 tel.03-5467-7070 fax.03-5467-7080
    e-mail: info@voyager.co.jp
    homepage: http://www.voyager.co.jp/


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