ネットエキスパンドブック対応のホームページの作成方法
ネットエキスパンドブック対応のホームページ・データは、html ファイルと ebk ファイル(エキスパンドブックのブックファイル)で構成されます。
ebk ファイルの作成にはオーサリングソフトウェア「エキスパンドブック Macintosh v1.6」または「エキスパンドブック Windows v1.6」が必要です。この2つの製品は同等の機能と使い勝手を持っています。
なお、「エキスパンドブック Windows」の「スペシャル」メニューに用意されている、「ネットエキスパンドブック」という機能は、今回の新方式から不要になりました。この機能は、NEB というデータファイルを作成するためのものでしたが、新方式ではこの NEB ファイルおよび RECIEVER.ebk をまったく使用せず、直接ブックファイルを web サーバーに置くやり方に変更したからです。この方式の変更により、Windows 版のユーザーの皆様にはご迷惑をおかけしますが、しかし、以前より作業も簡単になり、また遥かにパワフルなネットエキスパンドブックが作成できるようになりました。仕様変更の主旨をご賢察のうえ、何卒ご寛恕賜りますようお願い申しあげます。

1)ebk ファイルの作成
ツールで普通にブックを作ります。かならず Mac & Win ハイブリッド仕様のブックファイルを作ってください。 ムービーとサウンドの参照ファイルは使用できません。テキストとグラフィックだけで構成します。どちらもリソース形式でブックファイルの中に取り込んでください。 ファイルサイズがあまり大きくならないよう、とくにグラフィックデータの作成には気を使う必要があります。出来るだけ色数を少なく作ります。ファイルサイズがあまり大きくなると、ダウンロードするのに時間がかかってしまいます。
以下の制約に注意してデザインを行ってください。
- フローはいくつでも作成できますが、長いテキストは、むしろいくつかのブックに分割して、ファイルを軽くすることを考えましょう。
- ページサイズの変更、テキストのフォント、サイズ、スタイル、字幅、行幅、色、縦組み・横組み、段組み、ルビの設定等はすべて普通のブックと同じように自由に行えます。
- フォント指定は「自動明朝体」または「自動ゴシック体」に限ります。1 バイトの英数字に関する注意は通常のブックと同じです。
- ムービーとサウンドのファイルは一切使用できません。テキストとグラフィックは、かならずリソース形式で取り込みます。
- テキスト注釈・グラフィック注釈・脚注の設定ができます。とくにURL注釈は効果的です。スクリプトの記入も有効ですが、ムービーまたはサウンドオブジェクトに関する制御はできません。ただし、ローカル・ドライブ上におかれた CD-ROM データを想定するなら、ムービーやサウンドをコントロールすることも可能です。
- エフェクト、カラープレート、スルーホールの設定も可能です。
- ブックファイル名には、かならず拡張子 .ebk を付加します。また、HTML におけるファイル名設定のルールにも従ってください。
- ブックファイルの圧縮はできません。
- MacOSに関しては、仕上げとして BookBuddy 用に以下の設定を行うことができます。BookBuddy の機能については、別ページ「ネットエキスパンドブックを見る方法」をご参照ください。

「エキスパンドブック Macintosh v1.6」の Utilities 内に、上図の BookHeadEditor というソフトが入っています。ここにブックファイルをドラッグ & ドロップすると(複数ファイル可)、下図のダイアログが表示されます。

「ダウンロード先のフォルダー名/ファイル名」の欄にパスを記入します。半角英数字でパス指定してください。フォルダ名の区切りには、/ を使用します。コロン、円マーク、バックスラッシュは用いないでください。
上図のように user/ と記入すると、BookBuddy の作成するフォルダ Net Expanded Books の中に、さらに user というフォルダを作成し、その中にブックファイルがダウンロードされるようになります。フォルダ名を複数つらねて深い階層指定をすることも可能です。
パスの最後を / で終わらせずに、現状のブックファイルの名称とは異なるファイル名に変更指定することもできます。たとえば、web サーバー上に 970124.ebk というファイル名で置かれているブックに対して、
VoyagerJapan/happy_life.ebk
と記入したとしましょう。MacOS 上では、フォルダ Net Expanded Books の中に VoyagerJapan といフォルダが作成され、その中にブックファイル 970124.ebk が happy_life.ebk という名称に変更されてダウンロード保存されます。つまり、ダウンロードの際に Windows のロングファイルネームに対応した名称に変更することができるわけです。ただし、日本語のファイル名は不具合を生じることがあるので、使わないようにしてください。また、拡張子 .ebk はかならず必要です。
なお、このダイアログのその他の記入欄は、オーサリングソフトの環境設定メニュー「ブック名」「著者名」「参照フォルダ」「参照ボリューム」と同じものです。メニューを使うかわりに、この BookHeadEditor でそれらの設定を行うこともできるわけです。
このユーティリティは MacOS でのみ動作します。また、「エキスパンドブック Windows」には添付されておりません。現在 Windows 版も開発中ですが、Windows ユーザーでこの Mac版 BookHeadEditor を入手なさりたい方は、登録シリアル番号明記のうえ、support@voyager.co.jpまでご連絡ください。
2)HTML データへのタグの記入
次にホームページデータ(HTMLファイル)にタグを記入します。書式は普通のファイルダウンロードの指定とまったく同じです。たとえば、
A HREF="GPC01.ebk"
という具合にブックファイルへのパス指定をおこないます。
3)MIME の設定
最後に web サーバーに MIME の登録を行います。これはプロバイダに依頼して、以下のように設定してもらいます。
MIME TYPE: application/x-expandedbook
拡張子: .ebk
あとはデータをサーバーにアップロードして完了です。
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