update:ドットブック版「新世紀へようこそ」を更新しました。(2003.5.6)






*ダウンロードは無償です。
彼らには武器がある  僕らには言葉がある

表題:[ドットブック版]新世紀へようこそ
著者:池澤夏樹

制作・発行:(有)インパラ
URL:http://www.impala.jp
内容:
本ドットブックは、昨年の9月11日の事件をきっかけに池澤夏樹が配信をはじめたメール・コラムをまとめたものです。2002年8月4日に配信されたコラム088までが収録されたバージョンを2002年8月12日から配布してきました。2003年5月6日よりコラム100まで収録されたバージョンを配布いたします。
メールコラムは、現在も継続して配信されています。
配信の申し込みは↓こちらへ。
http://www.impala.jp/century/index.html
動作環境:
Windows 95/98/98SE/Me/NT4.0/2000 professional/XP  MacOS 7.6.1以上
Pocket PC/Pocket PC 2002/Lagenda BE-500  PalmOS3.5以上
ドットブック刊行に際して 池澤夏樹さんのコメント:
去年の9月11日の事件の後、数日のうちにさまざまな考えが湧いて出て、ぼくに発表を促した。通常の雑誌などでは間に合わないと思ったので、ぼくは E-mail という新しい手段を用いて『新世紀へようこそ』の刊行をはじめた。
毎日書きながら気づいたのは、形式は内容を決めるということだった。普通は逆だ。内容に合わせて形式を決める。この時だって急いでみなに伝えたいことがあったからメール・マガジンにしたのだが、結局それが文章を決めた。ディスプレイでそのまま読めるように易しく書くとなると、凝った表現は使えない。印刷物の権威に頼れない。中身だけの勝負になる。そしてこのことがぼくに新しい考えかたを強いた。ねじれた理屈を捨てて、ただただまっすぐ言う。まったくぼくを知らない人に話すように書く。こうして形式が内容を決めた。ぼくは新しい文体を得たと思っている。
同じことが今回のドットブックでも起こるような気がする。ディスプレイで読むことには変わりないが、読み手がレイアウトを自由に設定できる。マーキングしたり、しおりを挟んだり、書物的な読み方もできる。PDAでも読めるようになって文庫本の手軽さも加味された。印刷物に近づきながら、デジタルの自由さと軽さがある。それがどういう力を発揮するか、ぼくは楽しみにしている。

著者:池澤夏樹 Natsuki Ikezawa

1945年、北海道帯広市生まれ。
詩人、評論家、作家。
豊富な自然科学の知識とリリカルな文章で多くのファンをもつ。
1975年から3年間ギリシアに滞在。
1994年から沖縄在住。

主な著作
『スティル・ライフ』(芥川賞)
『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)
『マシアス・ギリの失脚』(谷崎賞)
『楽しい終末』(伊藤整賞)
『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)
『すばらしい新世界』(芸術選奨)
など。

 

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